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2017/01/09

 恋人に借りたねじまき鳥クロニクルを読み終えた。

 物語に登場する様々なモチーフに、何かしらの暗喩があるように感じて、読み始めはしんどかった。途中からはもう、物語の面白さに引き込まれて暗喩について解釈しようとすることを放棄してしまった。

 

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 今日で冬休みが終わる。冬休み前半はよく食べて太って、後半は糖質制限で少し体重を戻した。映画を見たり本を読んだり音楽を聴いたりした。

 映画を見るときも、小説を読むときも、自分が普段考えていることと似た部分に感情移入して見てしまう。普段考えていること、例えば社会の少数派と多数派のこと、誰しもがもっている高尚と卑俗の両極端な精神のこと、家族や恋人との関係性について、などなど。

 良い作品には、そういう要素が重層的にいくつも隠れている。「何度鑑賞しても新しい発見がある」という慣用句みたいな言葉があるけど、私の実感としては、作品自体よりも、作品によって刺激される自分の部分が毎回異なる、という感じがする。