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2017/01/08 俺のフレンチでランチ

 今日は新橋から東京駅までをデートしてきた。肌寒く雨も降ったけれど、良い一日だった。

 新橋駅で12時頃に恋人と待ち合わせた。私の自宅から新橋までは、ドア・トゥ・ドアで1時間30分ほどかかる。CDアルバムを一枚と半分聴ける。今日はデヴィッド・ボウイの三枚組のベスト盤を聞くことにした。往復で3時間。だいたい全部聴き終える計算だ。初期から終盤まで、音楽性は常に変わり続けたが、「かっこいい」という点は変わらなかった。スターだなあ。

 

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 昼食は、先日から恋人と「食べたいね」と話していた俺のフレンチに行くことにした。銀座一丁目にある店舗はランチも営業しているとのことで、即決だった。

 銀座は歩行者天国になっていたが、雨の予報のせいか、思っていたより人はまばらだった。私は銀座が好きだ。まっすぐに伸びた道路の左右に、様々なブランドのビルが、それぞれの個性を表現しつつ、それでも町全体の景観としては、まとまった印象を受ける。調和、という言葉を思わせるところがある。そんな街を素敵な人と歩くのは、何とも気分が良いものだ。

 

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 上はズワイガニと鯵のタルタル。トマト風味のゼリーの中に、鯵と蟹、さいの目に切られたキュウリやナスが入っている。口に入れると最初にトマトのうまみがふんわり広がって、それから具材それぞれの食感がくる。おいしい。緑のソースはすこし癖のある風味。絡めて食べると味に奥行きが出てなお美味しい。こういう素材の品目が多い料理って、自分では作る気にならない(し、こんなにおいしくは作れない)から、贅沢な気分になる。

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 上はオマール海老のテルミドールテルミドールって何? と思い調べてみると、さるフランスの劇場で上演された芝居の題にあやかって、近所のレストランでつけられた料理の名前とのこと。ふむふむ。海老の身もぎゅっとつまっていて、おいしい。上にかかったホワイトソースのようなソースが美味しい。海老の身をほぐしながら、(無限に食べたい)と私は頻りにつぶやいていた。恋人はこれが結構気に入っていた様子。好きな人が美味しそうに食事しているのをみると嬉しい。

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 これ! が、食べたかったの!  フォアグラと牛フィレ肉のロッシーニ! かな〜りボリュームがあって、フォアグラも牛肉も絶妙な火の通り方。食べると私も恋人もにこにこ。黒トリュフの芳醇な香りの濃い、甘めのソースに絡めると、旨味の爆弾みたい。「この世の美味しいもの全部詰め込みました」、みたいな美味しさ。お肉の下にあるマッシュポテトがソースを吸って、それも美味しい。美味しい以外に言うことがない。素晴らしい。フィレ肉も赤身の部分なんだけど、丁寧に火が通されたようで、しっとりしていて柔らかく、それにとろけるフォアグラの油が合わさるの、この料理考えた人天才でしょ。ロッシーニさん? ありがとう。

 他に、オリーブの盛り合わせと黒トリュフの乗ったリゾットを頼んだけど、これは写真を撮り忘れました。私はロゼのスパークリングと赤ワイン、彼女はロゼのスパークリングを一杯。昼に飲むと、ちょっとまわりやすいね。満腹。大満足。是非また来たい!

 

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 酔い覚ましに銀ブラ。KITTEのインターメディアテクを見たり、コーヒーを飲んだりして東京駅で解散。何でもない会話が幸せ。

 

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 最寄駅からの帰り道ではもう、しっかりと雨が降っていた。風が強かったので、私の貧弱な折り畳み傘は使えなかった。

 イヤホンでデヴィッド・ボウイの曲を聴きながら、駅から自宅まで小走りに帰った。クリスマスに恋人にもらった靴が濡れてしまったので、コタツの中で乾かしている。わたしもコタツに入ってこのブログを書いている。

 毎日こんなことをしていたら大変だけど、たまのデートだから、とても楽しいのだと思う。冬休みもあと明日1日になってしまったが、むしろめまぐるしい日常に巻き込まれた方が、デートまでの待ち遠しい時間を短く感じられて良いのかもしれない。