ネギトロ巻きが好きだ

 ネギトロ巻きが好きだ。

 人生の様々な場面で、ネギトロ巻きを食べたくてしょうがなくなった。小学校の頃、風邪をひいて早退する帰りに、母に「何が食べたい?」と聞かれて、「Y(近所のスーパー)で売ってるネギトロ巻き」と答えたこともあった。特別美味しいものじゃないけど、しっとりと湿った海苔の香りとマグロの脂っこい舌触り、お米とお酢の甘い後味が、無性に恋しかった。

 今日も職場からの帰り道にあるスーパーで、ネギトロ巻きを買ってしまった。200円也。うまいうまい。インフルエンザも流行ってるので、手洗いくらいはきちんとしたけど、それでも家に着くなり、暖房つけるよりテレビつけるより何より早く、ネギトロ巻きのプラスチックのパックを開けた。お醤油はつけなくて良い。うまいうまい。10パックぶんぐらいまとめて食べたいくらいだね。パクパク食べちゃう。

 それから鍋を作って食べたけど、やっぱり本当はネギトロ巻きでお腹いっぱいになりたい。疲れたねえ。こたつで冷えた出羽桜でも飲みたい気分だ。

 

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 朝は全然何も食べなくてもよかった。ジュースを飲んでコーヒーを飲んで、寝癖のひどいまま一応きちんと出勤した。お昼は450円のチキンの唐揚げネギソースかけ。我が職場の食堂の鶏肉は美味しくって、日替わりで鶏があるとだいたい頼んじゃう。

 仕事もなんだか小慣れてきて、なんとなく終えてしまった。仕事、増やそうと思えば無限に増えるし、手を抜こうと思えばいくらでも減らせるなあ。今はちょい多めにして良いかなあ。コーヒー飲んで、緑茶飲んで、雑談して、18:30に帰宅できればまあ、満足。

 

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 『羊をめぐる冒険』の上巻を読み終えた。村上春樹は好きだけど、なんだかんだ手を出してなかったのだ。文字も大きくて読みやすく、カラッとしてて軽くて良い。風の歌を聴けの続編? なのね。知らなかった。一番魅力的なキャラクターは、ダントツで耳のモデルのガールフレンドだね。大胆なところがあって、可愛らしくて、でも北海道に行くっていうとヒョコヒョコついてきちゃう、幼い感じもあって。主人公の「僕」の何がそんなに素敵な女の子を惹きつけちゃうのかねえ。別に嫉妬はしないけど。